3年で選別の外資証券

2012.01.07

マイクロソフトでも、2003年、ある事業部で、30人以上の事実上の指名解雇が行われている。リストラ対象者のパソコンに「荷物をまとめて会議室に集まれ」というメールが突然届くという、絵に描いたような米国系外資のリストラだった。外資証券では、新卒で入ると3年間を区切りとして社員を選別する企業が多い。「昇格できずに4年目に残っても、いい仕事は与えられないから、結局、辞める。お互い、そのほうが幸せなんですよ。

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能力が足りないのに残ってもいい仕事はできないし、次のキャリアを探すのは若いいほうがいいから」(JPモルガン証券元社員)。ただ、3年間の途中でも、会社業績次第では、いきなり解雇されて半年間、転職先が見つからない、といったことも起きる。ゴールドマンサックス証券でも、新卒社員は3年間、アナリストの身分で各部門にてキャリアを積む。4年目以降に社外のキャリアを希望する人には、3年目の夏ごろに「デパーチャーボーナス」というものも支払われる。欧米のMBAなどに留学する場合、9月からが新学期だからである。最初の3年間がおわると、本当の意味での正社員になる。アナリストから4年目に「アソシエイト」になれる社員は同期の3〜4割だけ。残りは、かならずしも追いだされるわけではないという。辞めさせると決めたら断固として辞めさせる「北風型」が「使い捨て」エリアだとしたら、さまざまな支援を施すことによって辞めやすいように環境を整える「太陽型」が、「再スタート支援」エリアだ。